妥当性が確認されたすべての研究に価値がある


信頼性と堅実さは、優れた研究の真の基盤です。ランキング、アクセス形態(購読型かOA)、あるいはブランド(SpringerからNature Portfolioまで)にかかわらず、妥当性が確認されたすべての研究は、包摂的で堅牢な研究環境の発展に貢献しています。
シュプリンガーネイチャーは「サウンドサイエンス(健全な科学)」を掲げるジャーナルの出版に取り組んでいます。これらのジャーナルでは、インパクトや引用される見込みにかかわらず、論文内で提示されたエビデンスによって結論がしっかりと裏付けられていることを重視しています。
サウンドサイエンス(健全な科学)を掲げるジャーナルは、即座に注目を集めることは少ないものの、将来の発見の基盤となる重要な知見を提供する漸進的な研究が頻繁に掲載されています。
多様な立場の研究者が活躍できる科学と出版のあり方について、詳しくは動画をご覧ください。
研究成果の幅を広げる
Q3およびQ4ジャーナルは、学際的な研究の発表の場として機能することが多くあります。これらのジャーナルは、新たな手法やデータの解釈に関する議論の場を提供しており、インパクトの高いジャーナルの編集方針には合致しない場合でも、科学的な議論を 前進させ、知識のギャップを埋めるうえで重要な役割を果たしています。また、シュプリンガーネイチャーの多様な研究分野を対象としたジャーナルに掲載された研究のうち、 3分の1以上が国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献に直接つながっている点も 重要です。9
研究エコシステムにおける包括性を高めることで、これらのジャーナルは学術界の内外を問わず、さまざまなコミュニティーに貢献しています。
9 The benefits of inclusive publishing and why we need more inclusive journals